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乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

執筆者の写真:  Ayurveda salon Tulsi Ayurveda salon Tulsi


秋の乾燥と抜け毛

  

朝晩の気温もだいぶ下がり冷たい風を感じます、秋らしくなってきましたね。

この季節になると乾燥や抜け毛が気になるという方も多いのではないでしょうか?


実は秋は髪が抜けやすい時期なのです。

抜けやすい時期と既にご存じの方もお風呂やシャワーのあと排水溝を見ていつもより抜け毛が多いとなんだか気分が落ち込みます。


なぜ抜けやすいのか、なぜ乾燥しやすいのか、アーユルヴェーダ的にどう予防対処したらよいのかを記事にまとめてみました。参考になれば幸いです。



乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

目次

1,秋は乾燥の季節
2,秋は抜け毛の季節
3,乾燥と抜け毛の対処法
4,まとめ・アーユルヴェーダが乾燥と抜け毛予防対処に役立つ


秋の乾燥

乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

1,秋は乾燥の季節

暑い夏が終わり、やれやれと思っているのもつかぬ間、最近なんだか乾燥しているかも?

と、感じていませんか?

現代は四季、特に春や秋が年々短くなって「慣らす」時間が少なく体にとってはかなり過酷な気候です。体は季節に応じ常に恒常性を保つため変化していきます。

秋は夏が終わり疲れをリセットして冬に向けて準備をする時期でもあります。

冬になる前に食欲がわくのも寒い時期に備えて脂肪を蓄える、動物と同じく冬支度の時期でもあります。



昼間は温かい日差しもあり行楽シーズン、運動、読書、食欲の秋と過ごしやすく、まだ冬でもないし湿度も適度にありますので空気が乾燥している感覚はほとんどなく、今まで蒸し暑かったため爽やかで過ごしやすい季節のため乾燥しているという実感は薄いと思います。


しかし唇や手、皮膚の薄い敏感な所は変化を感じている方もいるかもしれません。


私が乾燥を一番に感じるところは「手」です。

手を洗った後、お風呂から出た後、今までとは違う手の感触を感じ始めたら「乾燥」対策を始める時期と捉えるようにしています。


アーユルヴェーダを取り入れる前はリップクリームとハンドクリームは通年を通して購入する必須アイテムでしたが、今は普段からオイルケアをしているおかげもありハンドクリームは数年使っていません。

リップクリームは持ち歩いていますがあまり塗らなくても大丈夫、年に1回買うかも?くらいの頻度になりました。



暑い夏が終わり秋になり湿気を帯びたじめっとした空気から湿気の少ない過ごしやすい気候になりますが、秋の空気・風はさわやかさとは裏腹に地表の生物全ての水分を奪ってしまいます。


夏場は暑さで食欲も落ちるためみなさんさっぱりしたものをよく食べると思います。

油分を含む食材を食べる機会は少なくなり、体の内側の細胞は水分をコーティングする油分が少なくなっている状態です。この時期、秋のさわやかさを感じていたとしても体の細胞の水分を蒸発させ・乾燥を誘発してしまうのです。


夏場の油分摂取不足と秋風で水分が奪われてしまうことが乾燥に影響していますが、

とはいえ夏に油分を含む食材を摂るのは消化力が落ちていたら逆効果になりますので、ご自身の消化力と相談しながら適度に油分を摂ると良いかもしれません。




乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

2,秋は抜け毛の季節

秋の乾燥は急にやってきます。

昼はまだ暑く、朝晩の気温が下がり過ごしやすくなってきたと思うのもつかの間、

手の乾燥?肌トラブル?髪が抜ける?!

と、変化は急に訪れます。

過ごしやすい季節のはず、暑さが落ち着いたから身体も落ち着いてくるでしょ?と思う方も多いのでこの時期のトラブルは解決策がよくわたらないまま冬に突入となってしまうこともあります。



春から紫外線が強くなってきます。日差しが強い夏も日傘や帽子をかぶらず外にいる時間が多かった方は肌もですが頭皮も日焼けしています。日焼けは肌にダメージを与えてしまうため地肌が痛んだ状態になり毛根を支える力が弱くなり抜け毛の原因となります。私の経験上、夏に海水浴、プールなど外で遊んでいた20~30代が一番秋の抜け毛に悩まされた時期です。現在54歳ですが紫外線が強くなる春頃から日傘をさし夏の時期はセサミオイルからココナッツオイルに変え頭皮にもココナッツオイルを塗りブラッシングしているおかげで抜け毛は全くと言ってよいほど気になりません。

毎晩お風呂から上がるときに排水溝の髪を捨てていますが秋だから抜け毛がいつもより多いということもありません。


秋は髪が抜けるのよ。と以前美容師の方にも聞いたことがあります。

今まではなぜか秋になると抜け毛が多くなり気持ちも落ち込みがちになっていた、という方も秋は髪が抜けやすくなるから「どう予防するのか」対策をすることができます。


なんとなく過ごしてしまうのか、秋の抜け毛や乾燥に備えて過ごすのか

その季節を充分楽しみつつ、次の季節の準備をすることがポイントです。

それではどのようにして乾燥と抜け毛を予防・対処していくのか次の項目でアーユルヴェーダ的に見ていきましょう。



乾燥にはオイル

乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

3,乾燥と抜け毛の対処法

乾燥はヴァータの乱れの現れでもあります。ヴァータの特効薬は「オイル」です。

乾燥をいつもより感じるときは皮膚にもいつもより多めのオイルを塗りましょう。

前記事にもありますが乾燥は「うつ・不眠を誘発します」

私は乾燥肌だからと言ってケアをしないでいると精神的にも不安定になりやすくなります。

特にヴァータの性質が多い方は動きすぎた時、風に当たった時はいつもより多めにオイルを塗ることをお勧めします。


動いたら休む、ゆっくりお風呂に浸かる、一人静かにする時間を持つ、動作をゆっくりするだけでも変わってきますのでぜひ試してみてください。


アーユルヴェーダでは季節の過ごし方が重要になります。前の季節をどう過ごしたかで次の季節の過ごしやすさが決まってきます。

乾燥肌の方はオイルを塗る、油分のある食事もする。お風呂上りにも全身にオイルを塗るなどでだいぶ肌の乾燥の状態が違ってくると思います。

他、乾燥して喉や口が乾く方はセサミオイルを大さじ1程度口に含みくちゅくちゅとうがいをすると口腔内の粘膜にオイルが吸収され潤います。セサミオイルには細かい神経を修復する作用があるので口内炎や歯肉炎、歯槽膿漏にも良いとされています。

私は元々のどが弱い方で乾燥してくるといがらっぽくなったり、声かかすれてしまっていました。現在は仕事上、話すことが多いため毎朝必ずオイルうがいをして喉をコーティングし潤わせています。オイルのおかげで声がかすれることもなく1日5時間の講座をすることができています。


ヴァータの性質の方は特に夏の時期に風に当たりすぎないようにすることも大切です。

アーユルヴェーダのドーシャは性質という意味の他、乱れやすい、増幅するという意味も持ち「同質のものは同質のものを増やす」という法則があります。

ですのでヴァータの性質は元々、空・風の性質を持っているため風に当たり増幅することで乱れが現れるということになります。

秋がヴァータの季節でもあるため季節もヴァータを乱す要素を持っていることになります。


頭が熱くなりやすいピッタの性質の方

頭の熱さは自分では気づきにくいかもしれませんが

頭頂を触り手よりも熱さを感じたらピッタにおすすの抜け毛予防をしましょう。

頭が熱いと抜け毛はもちろん、白髪にもなりやすいので冷ますことをします。

頭皮をオイルでマッサージすることはヴァータの性質の方にもおすすめですがピッタの性質を持つ方はオイルの種類をセサミオイルからココナッツオイルに変えるのがおすすめです。

セサミオイル温める作用もあるため夏の暑さやピッタの性質の熱くなりやすい性質を下げる冷ますココナッツオイルで頭皮をマッサージします。

頭が熱いと感じた時はローズウォーターも冷ます性質を持つのでコットンに浸し頭頂に乗せるピチュも良いでしょう。


カファの性質は水分・油分の摂りすぎに注意

季節に関係なくいつも髪がオイリーな方はオイルを使うと余計にしっとりしてしてしまいます。水分も多く含み、油分もあるためオイルは使わずドライで頭皮のマッサージや汗をかきにくい場合、汗をかくようにすると毛根の汚れも排出でき髪が元気になってきます。

普段の食事で油分が多すぎないか観察してみましょう。

汗をかきずらい場合は半身浴、サウナ、運動もおすすめです。



アーユルヴェーダでは自分のドーシャ(性質)に合わせてケアをします。

季節の過ごし方やドーシャタイプでケアの仕方もかわってくるので

自分に合った方法を見つけることが大切です。




アーユルヴェーダ ヘッドトリートメント

乾燥と抜け毛がきになる、アーユルヴェーダ的秋の過ごし方

4,まとめ・アーユルヴェーダが乾燥と抜け毛予防・対処に役立つ

アーユルヴェーダは生命・寿命の知識です。

心地よい自己、快適な生活をすることで「健幸」を目指します。


乾燥や抜け毛も時期的なこと、体質だからと捉えず季節の過ごし方や自分に合ったケアの仕方で予防してみましょう。


まずは自分のドーシャタイプを知る。

自分のドーシャタイプに合わせたケアをする。

季節は前の季節の過ごし方の現れが次の季節に影響する。


この3つを基本として3,の自身のドーシャに合った季節の過ごし方や対処法をすることで乾燥や抜け毛は予防・対処することができます。


もう一つ、頭にはたくさんのツボがあり特に側頭部のツボは胃経の経絡につながっています。

オイルを指先に少し塗り側頭部をやさしくほぐすとリラックスします、お腹も動いてきますので胃腸の調子も整えてくれるかもしれません。乾燥の不安感やソワソワ感を鎮めたり、ストレスでイライラしてしまうとき、ぼーとしてしまいスッキリしない時などにもヘッドマッサージはおすすめです。


秋は乾燥・抜け毛の季節ですが行楽シーズン、食欲、運動、読書の秋と楽しみも沢山ありますので、

アーユルヴェーダを始めてみる秋、日常に取り入れるきっかけになると嬉しいです。


自分のドーシャタイプを知りたい、日常をどう過ごしたらよいか相談したい、本格的なアーユルヴェーダを体験したい方はサロンにぜひお越しくださいね。






記事 ジュンコ(Junko Tagawa)

ヨガ資格専門スクール アールユーシーヨガアカデミー

Yoga&Pilates STUDiO kuu

アーユルヴェーダサロントゥルシー

代表

12,000時間以上の指導時間を持つ育成専門講師

RYT200、RYT500(300)、アーユルヴェーダ、陰ヨガ、ヨガ二ドラの

インストラクター育成指導者。

自信の生活にアーユルヴェーダを取り入れ

講師と経営者として日々奮闘中の54歳

 
 
 

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アーユルヴェーダサロントゥルシー(Ayurveda salon tulsi)

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体質別オイルを使用したアビアンガとシロダーラの本格的アーユルヴェーダサロン

​日々の喧騒から離れて、心と体をリラックスしあなた本来の輝きを取り戻すお手伝いををいたします。

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